jjsの日記

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初めて個撮に参加してみた 個撮の詳細レビュー記

個撮っていったい何?

みなさんは撮影会に参加されたことはありますか?
個撮って存在は知っていたけど、どんなシステムでどうなるのかさっぱり
分かっていませんでした。


撮影会というと、モデルさんひとり、ないし数人に対して撮影者が複数人数で
同時に撮影をします。
わたし、そういう撮影会には参加したことないので、実際のところは
分かりませんが、ポージングも限られるでしょうし、モデルさんと相談しながら
撮影を組み立てていくのも難しいのではないでしょうか。


なによりもフラッシュ機材を自由に設置してするのはほぼ不可能だと思われます。
うーん、これだとお祭りとかイベント撮影に行くのとあまり変わらないし、
納得するものも撮影できないんじゃないのかなあ。


それに対して個撮の場合、基本的に撮影者とモデルさんが一対一なので、
集中して撮影できますし、ポージングも自由にお願いできます。
スタジオの方に許可を得られれば、持ち込みでのライティングもOK。
やはり撮影会に比べると、どうしても時間当たりの撮影費用は高くなっちゃいますが、
納得できる撮影をしたいのなら、個撮を選ぶのもアリだと思います。


個撮を始めるにあたって、実際の流れ

ネットで調べてみると、いろんな場所で撮影会や個撮の募集があっています。
いろんなところを調べてみて、気に入ったスタジオのホームページから
都合のよい日時と撮ってみたいモデルさんを選び、予約を入れます。


場所によってはモノブロックストロボを貸出ししてくれるところもあるので、
予約時に押えておくといいでしょう。
今回はフラッシュ関係がないようなので、自分で持ち込みすることを
予約時に伝えました。
後日メールで予約できたことをお知らせしてくれたので、当日までにどんな撮影にするか
いろいろと考えておきます。


今回の撮影にあたって、「基礎から始める、プロのためのポートレートライティング」という
書籍を参考にさせて頂きました。
それからポージングの参考としてTOPMODEL.JPを参照しました。
http://www.topmodel.jp/
その他ネットで見つけたいいポージング、ライティングされた写真を集めてタブレット
入れておきます。Wi-Fiなどでネット接続できるならば、当日ブラウザでサイトを見ながら
撮影すると捗ると思います。


当日は予約の確認も含めて電話がかかってきました。
前のモデルさんの撮影でキャンセルが出たので、前倒しのスケジュールとなりました。
いや、実はこれが実際助かりました。
慣れの問題もあると思いますが、複数灯ライティングを設置するのに15分ぐらいはかかっちゃいまして、
準備時間は標準で10分しか用意されていないので、全く間に合わない状況になっちゃう
ところでした。


さてさてスタジオにお邪魔すると、主催者さんが出迎えてくれるので、いろいろと
説明を聞きます。
前の撮影時間に撮影予定だったモデルさんもいて、ちょっとびっくり。
実物のほうが可愛いとかあるんですねー。
前の時間にいたモデルさんが残っているのは、撮影後にモデルさんが
出てくるところを待って、直接撮影交渉されたり、
個人情報を訊かれるのを防ぐっていう意味合いもあるみたいですね。


そうこうしているうちにモデルさんもスタジオに来られました。
時間を頂いたので、撮影時間外でしたがフラッシュ機材を組み立てていきます。
フラッシュトリガーの送信機(カメラ側につけるほう)を複数用意しておけば、
同じセッティングのライティングで撮影ができます。
今回はα900とα99に送信機をつけておきました。


準備ができたところで、撮影開始となります。気さくな主催者さんが
きっちりと取り仕切ってくださるので、モデルさんと挨拶を交わして
撮影スタート。
とは言ってもいきなりバチバチと撮影はできないのです。
露出が合うまでライティング機材の発光量が位置、角度を調整し、
さらにカメラのセッティングもします。


モデルさんも今回が初めての撮影だったらしく、やっぱり最初はかなり緊張気味。
このまま撮影を続けても、絶対いい表情で撮影はできないなあといった
空気感。さっさとライティングとカメラ設定を合わせておいて、
そのまま撮影を続けるのは止めて、タブレットをモデルさんに見てもらいます。


今回はこんな感じで撮影したいので、よかったら好きなポーズとか
選んでみてください、といった感じでご提案します。
今までずっと初めましての人でかつ、ポージングって何?といった方を
撮影していたので、そのまま慣れていない人を撮影すると、完全に失敗するのは
目に見えてます。
なんとか回避しないと、ということで、とにかくタブレット
ほんとに役立ちます。


タブレットに入れた画像のモデルさんのポーズをまずはマネっこすることによって
ポージングもスムーズだし、緊張する前にとりあえずこんなポーズをとってみようという
ことにモデルさんも集中してくれます。
先にライティングとカメラ設定は合わせているので、そのときにサクっと
ある程度いい感じの写真が撮れたら、カメラの背面液晶でモデルさんにも
見てもらいます。


これでちゃんと撮れているな、ということがモデルさんに伝わると、安心してくれるので
少しずつ話しながら撮影。
最初っからポーズがちょっと違うだの、細かいお願いを出し過ぎるとテンション下がっちゃい
ますので、モデルさんにお任せでいいと思います。
あとはタブレット見ながらいろんな表情に挑戦してもらえれば、楽しく撮影できるんじゃ
ないでしょうか。


途中10分ほど休憩時間があるので、その間に衣裳チェンジしてもらいました。
休憩に入る前に、
「これが終わったら休憩するのでちょっと頑張ってねー」とか言ってみると
ポージングも頑張ってくれました。


休憩後の後半は、ずっとフラッシュばかりでも一本調子になりますので、自然光とレフに
切り替えました。いろいろと撮り方も変えてみると、モデルさんも飽きないようです。

α99 & 85mmZA
ISO 1000 1/80秒 F1.7 左手側すりガラスによる自然光+右側から銀レフ起こしで撮影。
F1.7は1cmもピント面があるかどうかでしたが、一度やってみたかったの。
さすが最強ポートレートレンズ(完全なる私感)だけあって、素人でもちゃんときれいなボケで撮れたよー。
途中オートフォーカスが迷うし、フォーカス合うまで遅くて表情逃しがちだけどねw


本当は85mmで全身も撮りたかったのですが、スタジオの広さの関係上、入らなかったので
バストアップかヘッドショットばかりだったというw


いきなりヘッドショットばかりだとモデルさんも嫌がると思いますので、85mm以上で
上半身もしくは全身撮影がいいのじゃないかと思います。
あ、そういえば知り合いの撮影で28mmで近いとか拒否された思い出がww


無事に撮影が終わると、今回の場合は現金後払いでした。
ちなみにライティング機材の後片付けにかなり時間を取りましたので、
連続で撮影予定が入っている場合は、次の方へ大迷惑となるところでした。
持ち込みの場合は、きちんとセッティング、後片付けの時間も打ち合わせ
しておいたほうがトラブルにならないことが分かってよかったです。


個撮の感想

主催者さんがきちんと仕切ってくれると、モデルさんも気合が入りますし、
始めましてのご挨拶もきちんとできるので非常に助かります。


素人さんとの違いは、お仕事としてモデルさんをやってくれるので、
途中でだるいだの疲れただの、そのポージングは嫌だというのがないです。
ある意味知り合いとか友達を撮るのよりも気を遣わなくていいので、
すごく撮影が楽に感じました。
親しい人だと、どうしても記念撮影的とかスナップになりがちなのです。
自然な笑顔は撮りやすくても、シリアス顔とか女性的な感じの表情は恥ずかしくて
やりたくないってなるんじゃないですかね?(私だけ?)


いい写真を残したいというのが撮影者とモデルさんの中で
具体的な形は共有していないかもしれませんが、気持ちの上ではあるというのが
知り合いとかを撮るのと違うんじゃないのかと感じました。


許可をもらえれば、自分のblogに掲載してもいいよ、となるところも
大きな違いだと思います。


あと、ちょっとどうでもいいかもしれないけど、やっぱりコンタクトレンズしていないと
瞳がきれいなのかしらん。白目については全く補正しなくてもきれいで驚いた。


具体的なライティングレビューに続く。