jjsの日記

jjsの日記がはてなブログに引っ越ししました

遮光フードの大きさを求めてみる ディスプレイ&環境光

コントラスト低下とパソコン作業時の頭痛対策

現在建築中の家にどのような照明を入れるのかで悩んでまして、
一から照明関係を勉強し直しました。
ライティングにも通じる面白さがあり、得るものも多かったです。


VDT( Visual Display Terminal)症候群と呼ばれる、パソコン作業やっていると、
頭が痛くなる症状もついでに改善できたらなと、照明とディスプレイの位置を
シミュレーションしてみました。


遮光フードの必要性

ディスプレイに対して浅い角度で照明(光源)の光が当たると
反射がかなり起こります。


左上の黒い物体は卓上照明です。

非常に目が疲れる状態です。
このままレタッチしても間違った結果になりますね。


なるべく浅い角度で当たるように照明の向きを変えると、
反射が低減できます。


実際の環境ではなかなか照明の位置や取り付け角度は変更できず、また机とディスプレイの位置も
部屋のレイアウト上、それほど自由度は高くないでしょう。
ということで、照明とディスプレイの位置を変更してもカットできない、
映り込む光をカットするために遮光フードが必要になります。
レタッチ時の色を正確にするという意味でも必要ですが、疲れ目や頭痛対策としても
遮光フードはあったほうがいいってことですね。


照明に写りこむ光の角度

4.5畳〜6畳程度・天井高2.5mの部屋の真ん中に丸形蛍光灯がある場合の
ディスプレイへの映り込みを考えてみます。
机・位置関係などは実測値(カタログ値含む)を使用しているので、ほぼ現実の比率となっています。
(元データは1/10の縮尺でIllustratorで作成)

この場合、長さ約19cmの遮光フードを使用した場合、映り込みをほぼカットできることが
分かりました。


今作っている新しい部屋の場合、照明を2系統入れて、パソコン使用時と、その他リラックスするときの
照明を分けるようにしています。
部屋の真ん中にリラックスするときの照明を入れますので、パソコン使用時の照明は
真ん中から少し壁側にずらした位置に設置します。

角度が64°になりますので、必要なフードの長さは8cmまで短くなりました。


必要な大きさ

ディスプレイと照明の位置が離れているほど、また照明位置が低い(天井が低い)ほど
遮光フードは長いものが必要となります。


後付けの市販されている遮光フードの長さが約20cmです。わりと長くて邪魔になるかもしれないので、
自作して遮光フードを取り付ける場合は、上の2つの画像を参考に長さを決めてみてください。


写真レタッチ用の照明器具

参考までに実際に建築中の入れる照明器具は、パナソニック
XF327MA-VPN9
埋込型・フリーランプ(グロー・ラピッド・インバータの3つ全て使える)・ルーバー付


13年4月3日追記
照明器具についてさらに勉強したところ、もっと利便性の高い器具が見つかりました。


色評価蛍光灯(紫外線吸収タイプ)
FHF32NEDLNU ×2本


めんどくさがりなので、蛍光灯のスイッチのオンオフをリモコンでしたい。
基本的に直管蛍光灯器具そのものにはリモコンがないので、壁スイッチをリモコン対応型に
しました。照明についてはまた後日詳しく。