クリップオンストロボでスポットライトを作ろう
Profotoの2014年春カタログにD1を使った素晴らしいポートレート撮影の
解説が記載されています。
Japan Local News
ロゼッラ・ヴァノン氏のD1を3灯、スピードライト(クリップオンストロボ)2灯による
バストアップ写真です。
Rossella Vanon - Beauty and Fashion Photographer in London
こういう写真を撮りたいけど、クリップオンだと漏れてる光が多かったり、横長の長方形の
光の形がどうも気に入らずになかなか撮れなかった。
クリップオン用ハニカムグリッドを使おう
約3,000円と少しお値段がはるのですが、クリップオンストロボ用のハニカムグリッドが売ってあります。
キヤノン580EX用となっていますが、形はほぼ一緒なのでYongnuo YN560IIIでもぴったりと
はまります。途中でスポっと抜けたりすることはなく、作りはしっかりとしていて安心。
中に2枚のハニカムグリッドが入っていますので、2枚とも入れて最大16度の狭さまで
光を狭く当てることができます。
これにGodoxのカラーフィルターを組み合わせることによって、スポット的にカラーを入れることが
できます。
外部ストロボ / フラッシュ用カラーフィルターを試す color filter for speedlight review レビュー - JJsの日記
ロゼッラ・ヴァノン氏の作例がクリップオンを使っているように、モノブロックじゃないときちんと光を
当てられないということはなく、あくまでグリッドなどを使ってうまくコントロールしてあげれば
いいわけですね。
使い方
ハニカムグリッドが2枚入っているので、照射範囲に合わせてグリッドを選びます。45度、25度の2枚とも一緒に使えば16度になります。
後は2つのグリッドボディを回してねじ込み、ひとつに合わせればOK。
試写
JJCのSG-C fitsにGodoxのカラーフィルターの青を組み合わせて試写。
YongnuoのZOOMを24度にします。
YN560IIIの照射範囲によっても光の強さ、ムラが変わってきますね。
YN560のZOOMで記載されているのはレンズなどの画角なので、数字が大きいほど狭い範囲を照射します。
SG-C fitsに記載されているのは、他のディフューザーと同じく照射範囲なので、数字が小さいほど
狭い範囲を照射します。
出力に余裕があれば、YN560IIIのZOOMは24度にしてあげたほうがホットスポット(光量ムラ)はできにくい
みたいです。
クリップオンストロボの照射範囲が長方形から円形になるだけでもとてもいいことなんですが、
自由に照射範囲を選べたり、スポット的に色を入れたりなど、かなり使えるアイテムだと思います。
メインライトはソフトボックスを使うとして、アクセントライトとしてはやっぱりこの手のアイテムが必要です。
YN560IIIを5台ぐらい用意すれば、本当にいろんなライティングができそうですね。
eBayから輸入してもお値段ほぼ一緒なので、Amazonからゲットするのがいいと思いました。