jjsの日記

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物撮りでの失敗をLightroom4とPhotoshop CS6でリカバリーする 「コンテンツに応じる」と「補正ブラシツール」

撮影が終わった後に、失敗に気づくこともあります。

昨日、一昨日の記事と同じ環境で、カメラをα55に変更して撮影しました。

レンズを撮影したときと違い、対象物が大きいため、画面右上に
背景紙の折れ皺が写ってしまいました。


Lightroom3, Lightroom4にスポット修正ツールがありまして、
ちょっとした小さなゴミや、センサーについたゴミを除去する程度には
もってこいです。
ただ、今回の折れ皺のように細長いものを修正するには向いていません。


Photoshop CS5から追加された、スポット修復ブラシツールの選択オプションである
「コンテンツに応じる」機能を使えば、一瞬にして消すことができます。

CS4までのPhotoshopであれば、不自然に見えないように修正するのに
かなりの労力がかかっていたので、この「コンテンツに応じる」機能はすごいと思います。


ライティングの失敗を少しだけリカバリーする


Lightroom4の補正ブラシツールを使えば、ライティングでの失敗を
少しだけリカバリーすることができます。


キーボードのOキー(英字のオー)で補正ブラシで修正を入れる箇所を確認することが
できます。


てかり過ぎ防止

輝度差があまりにも大きい箇所を訂正するには、補正ブラシの「ぼかし」を多めにし、
流量を下げて補正します。

輝度差が大きい箇所は一度では修正すると、修正箇所が目立つので、二回に分けて丁寧に補正します。


ハイライトを入れてあげます。不自然ではないようにするには、せいぜい0.4EVまで程度に
抑える必要があります。


シャドウの持ち上げ。

これはちょっと雑過ぎたかもしれません。


また背景紙の折り皺をLightroom4の補正ブラシで修正してみましたが、
微妙なグラディエーションかつシンプルな部分は、補正跡が残ってしまい、完全に消すのは
かなり難しいです。
やはり完璧な補正を求めると、どうしてもPhotoshopのほうがより完成度の高いものに
仕上げることができますが、Lightroom4でも補正ブラシツールを使って細かく補正してあげると
結構いい感じに仕上がるのではないでしょうか。