jjsの日記

jjsの日記がはてなブログに引っ越ししました

Amazon.comでBeauty dishを注文したけど、破損してた

Amazon.comで注文していたProfotoの純正Beauty dish(ビューティーディッシュ:以下BD)が
たったの3日で届きました。


開けてびっくり、ホワイトソックスディフューザー)が袋に入っておらず、
そのまま入ってました。さらにネジがそのまま箱の中に転がっている。
なんじゃこりゃ、という感じで、しかもものすごく薄いプチプチ一枚で包まれた
だけのBD。開けてみたら、やっぱり凹んでるw



BDは開封済みだけど、白のディフューザーはこんな感じで
雑にそのまま入っていた。プチプチの装甲薄すぎw


破れてるよ。


こんな感じ。プレートが尖っているから切れたのかな。


ネジは無造作に転がっていて、一本足りなかった。


スピードリングの品質そのものはよさそう。
開けずに返品したから、詳細不明だけど。

輸送の状況

Amazon.comからの発送はUPSで行われた。送料がすごく高いんだけど、
その分早い。ちなみに円で払ったのだけど、ドルで払って、キャッシュカード側で
ドル⇒円にしてもらったほうが手数料が安いらしい。ちょっと損したw


最終ステータスは2日後の月曜日だったが、土曜日の今日届いた。


返品どうしよう

Amazon.comのリターンポリシーを読んでみたら、返送代はこちら持ち、
それで返送した商品がAmazonに届いたら、最大15ドル返金するらしい。
いやいや、それだとこちらが悪くないのに3,000円ぐらい持ち出しにならないか?


日本国内に入ってからはクロネコさんが届けてくれたので、Amazonに交渉する前に
クロネコさんに電話してみよう。
で、凹んでると伝えたら、今日中に回収に来てくれるとのこと。仕事早い、というか
さっさと回収しないと、誰が悪いのか分からないものね。
こちらからAmazon.comに連絡しなくてもクロネコさんが交渉してくださるとのことで
助かります。
さて今後どうなるでしょうか。

安価なディフューザーはBowens Mountに集約される?

カメラのレンズが各社マウントが違って、アダプターなしには使えないように
ディフューザーもスピードリングという金具が各メーカーごとに違って、
Profotoならprofoto用のディフューザー、コメットならコメットのディフューザー
基本的には使うようになっています。


最近になってYongnuoから300WのモノブロックストロボがBowens Mountで発売される
とのアナウンスがありました。
YONGNUO – YN300W – 300WS TTL Studio Light Announced! | FLASH HAVOC


eBayの安いディフューザーはほとんどBowens Mount用と出されており、スピードライト
(クリップオンストロボ)用としてもBowens Mountのディフューザーが多いのです。
現状、安かろう、悪かろうの製品が多いのが、YongnuoがBowens Mountで
モノブロックストロボを出すことによって、さらに競争が激化して、
よりよい製品が出てくると思われます。


すでにYN560-TXで手元から光量調整、ZOOM調整を可能にしており、
TTLを搭載してくるYN300WはYN622C-TXでの光量調整が可能です。


もう少しすればYongnuoからバッテリー式モノブロックストロボも発売される可能性が
あり、そのためのディフューザーとしてBowens Mountの訴求力がさらにアップする
と思われます。


現在は安価なスピードライトとしての地位が不動のものになってきたYongnuoが、
さらに今後安価で性能のよいバッテリー式モノブロックストロボを出してきたら、
スタジオ用、屋外スタジオ用のライテイング機材もほぼYongnuo製品に
席巻されるでしょう。


ディフューザーのメーカーを乗り換えるのはカメラのメーカーを乗り換えるほどでは
ないにしろ、何かと面倒なので、Bowens Mountのディフューザー
揃えるのも悪くないと思います。


意外としっかりとしている設計・販売計画

2013年1月の時点では無線で光量調整、ZOOM調整ができるフラッシュトリガーはありませんでしたが、
この時期に出荷されたYN560IIIはすでに無線での光量調整ができるように設計・販売されていました。
2014年7月にYN560-TXが発売され、無事にYN560IIIは無線での光量調整・ZOOM調整が可能となりました。
1年半のブランクがあっても、きちんと機能を回収して使えるようにするあたり、さすがですね。


これからいつ頃になるか分かりませんが、Yongnuoからバッテリー式のモノブロックストロボが
出れば、ほとんどのメーカーのモノブロックは値段と質のバランスにおいて、
アドバンテージを失うと思われます。
いや、恐ろしいことです。

マニュアル光量調整ができるフラッシュトリガーが発売された YN560-TX

ついにYongnuoから手元のカメラ側からリモートで光量調整が
できるフラッシュトリガー(ラジオスレーブ)が発売されました。
YONGNUO – YN560-TX Now Available! | FLASH HAVOC


現在はeBay.comで購入することができます。しばらくすれば日本でも買えるように
なると思います。

このYN560-TXはYN560IIIと組み合わせて使います。
リモートでの光量調整、ZOOM調整ができます。
Yongnuo Photographic Equiment Co., Ltd


さらに光量の微調整にも対応しているようです。


RF603IIの上位互換になるので、これからYongnuoのフラッシュトリガーを購入する際には
このYN560-TXかYN-622C-TXがよいと思います。
YONGNUO – YN560-TX to YN-622C Compatibility Now Added! | FLASH HAVOC


8月2日追記
上記は誤解を生む書き方だったかもしれません。
※YN560-TXはマニュアル光量調整系のフラッシュ用、YN-622C-TXはTTL系のフラッシュ用と
系統が別になってます。
マニュアル光量調整のフラッシュ=YN560IIIにはYN560-TXを組み合わせてください。
YN560-TXはキヤノン系とニコン系があります。
YONGNUO – YN560-TX to YN-622C Compatibility Now Added! | FLASH HAVOC



私も7月8日にeBayでYN560-TX注文しました。

届くのが楽しみです。


7月13日 追記
動画が来ました。やはり光量調整とZOOMの調整ができています!
これは便利過ぎる。

Yongnuo YN560IIIでバストアップ写真の練習をしてみよう

ProfotoのFacebookページをフォローしていると、Profotoの最新の情報を
得ることができます。
今回はRossella Vanonさんのバストアップ写真が紹介されていました。
How Fashion Photographer Rossella Vanon Created Her Smoking Hot Portrait


Rossella Vanonさんのホームページ。
Rossella Vanon - Beauty and Fashion Photographer in London

D1(モノブロックストロボ)を3灯とクリップオンストロボ(スピードライト)を2灯使った
作例があります。
スピードライトにカラーフィルターを付けてなんともカラフルな肌を創り上げてますね。
先日クリップオンストロボ用のハニカムグリッドを買いましたし、
ちょっと真似して練習してみることにしました。


初期セッティング

Profotoのページで紹介されていた通りに配置してみます。

一年ぶりぐらいに生首ちゃんをモデルとして使います。


雑ですが、こんな感じに。

メインライトが弱かったり、均一過ぎて肌の質感が出ていません。
また髪の毛の後ろ側にライトが当たっているのもなんとなく意味が分からない
写真になってしまう。
あと左後ろに置いた、イエローのストロボディフューザーをつけたYN560IIIからは
背景にまで盛大に黄色い光が漏れていますね。


最終セッティング

いろいろと工夫して、最終的にはこうなりました。


Lightroom4で今回撮影した分を読み込みしました。

これだけ試しています。


完成写真

肌の諧調は残しつつ、ほほのきわ〜首下あたりまでなだらかに青色の
影が入るようにしています。
黄色いライトは顔の輪郭のみに当たるように調整。
背景への漏れ光もカットしました。



メインライトはディフューザー(SMDV ディフューザー 60)で柔らかくし、
光の芯を当てずに周辺の光(ディフューザーの端当たりの光)が顔に当たるようにして、
顔のグラデーション(凹凸)が出るようにします。
芯で顔を捉えると、顔がフラットな仕上がりになります。


また極端に上から当てるようにして、背景へメインライトの光が当たらないようにしました。


黄色い光はストロボディフューザーを止めて、黄色のカラーフィルターに変更しました。
表側の顔に光が漏れないように輪郭のみに当たるようにします。また背景に漏れる光は
YN560IIIの上にレフ板の袋を載せてカットしています。


青い光はグリッドを使い、顔や髪の毛に当たらないようにし、首元のみに当たるように
調整しました。グリッドがなければ、顔や髪の毛にも青い光が当たってしまい、
首元だけ狙うのは難しいでしょう。


髪の毛はメインライトもきちんと当たらないので、銀レフをフレームギリギリまで寄せて
影を起こしています。
Rossella Vanonさんの作例とは程遠いですが、YN560IIIだけでもきれいにライティングが
できますね。


YN560IIIはYN560IIに比べてラジオスレーブを内蔵していますので、設置も早く、
楽に撮影を開始できます。バストアップ程度ならモノブロックストロボを使わなくとも
きれいに思った通りのライティングは楽しめるのではないでしょうか?


最終カットはあくまで作例であって、最初の写真のように逆光ぎみに光が当たって
髪の毛が白く光っているのもドマラチックに見えます。
これはこれでいいと思いました。

クリップオンストロボでスポットライトを作ろう

Profotoの2014年春カタログにD1を使った素晴らしいポートレート撮影の
解説が記載されています。
Japan Local News


ロゼッラ・ヴァノン氏のD1を3灯、スピードライト(クリップオンストロボ)2灯による
バストアップ写真です。
Rossella Vanon - Beauty and Fashion Photographer in London


こういう写真を撮りたいけど、クリップオンだと漏れてる光が多かったり、横長の長方形の
光の形がどうも気に入らずになかなか撮れなかった。


クリップオン用ハニカムグリッドを使おう

約3,000円と少しお値段がはるのですが、クリップオンストロボ用のハニカムグリッドが
売ってあります。


キヤノン580EX用となっていますが、形はほぼ一緒なのでYongnuo YN560IIIでもぴったりと
はまります。途中でスポっと抜けたりすることはなく、作りはしっかりとしていて安心。


中に2枚のハニカムグリッドが入っていますので、2枚とも入れて最大16度の狭さまで
光を狭く当てることができます。


これにGodoxのカラーフィルターを組み合わせることによって、スポット的にカラーを入れることが
できます。
外部ストロボ / フラッシュ用カラーフィルターを試す color filter for speedlight review レビュー - JJsの日記


ロゼッラ・ヴァノン氏の作例がクリップオンを使っているように、モノブロックじゃないときちんと光を
当てられないということはなく、あくまでグリッドなどを使ってうまくコントロールしてあげれば
いいわけですね。


使い方

ハニカムグリッドが2枚入っているので、照射範囲に合わせてグリッドを選びます。
45度、25度の2枚とも一緒に使えば16度になります。


3箇所ほど溝がありますので、それに沿って入れるだけ。


後は2つのグリッドボディを回してねじ込み、ひとつに合わせればOK。



試写

JJCのSG-C fitsにGodoxのカラーフィルターの青を組み合わせて試写。

YongnuoのZOOMを24度にします。



同じく50度。



105度。


YN560IIIの照射範囲によっても光の強さ、ムラが変わってきますね。


YN560のZOOMで記載されているのはレンズなどの画角なので、数字が大きいほど狭い範囲を照射します。
SG-C fitsに記載されているのは、他のディフューザーと同じく照射範囲なので、数字が小さいほど
狭い範囲を照射します。


出力に余裕があれば、YN560IIIのZOOMは24度にしてあげたほうがホットスポット(光量ムラ)はできにくい
みたいです。


クリップオンストロボの照射範囲が長方形から円形になるだけでもとてもいいことなんですが、
自由に照射範囲を選べたり、スポット的に色を入れたりなど、かなり使えるアイテムだと思います。


メインライトはソフトボックスを使うとして、アクセントライトとしてはやっぱりこの手のアイテムが必要です。
YN560IIIを5台ぐらい用意すれば、本当にいろんなライティングができそうですね。


eBayから輸入してもお値段ほぼ一緒なので、Amazonからゲットするのがいいと思いました。

プロジェクターなしで撮影背景が作れる面白ガジェットを発見

Twitterでいろいろとカメラ機材関係の方をフォローしているのですが、
ライトブラスターという面白いプロジェクターキットを紹介してもらいました。

ライトブラスター Light Blaster - 商品撮影&人物撮影の撮影機材屋OMNIVAS(オムニバス)


私が説明するよりもリンク先を見てもらったほうが分かりやすいと思います。


Profotoのポートレート撮影セミナーでも同様に背景をライティングで作るやり方が
紹介されています。

この動画の31分頃からです。


クリップオンストロボを使う際にはこちらのグリッドを使うといけそうですね。


そもそもディフューザーを使うとTTLでも露光量が安定しなくなって、まともに使いこなすのは難しいので、
マニュアル発光のYN560IIIがやっぱりいいと思います。

スコットケルビーさんのスタジオ撮影動画

YouTubeにスコットケルビーさんのスタジオテクニックを紹介した
動画があります。


プロのようにスタジオを使いこなす 第4回 | デジタルフォト達人への道 | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO


スコットケルビーさんの書籍のおかげでモノブロックとか使わなくても
マチュアでもライティング撮影ができることが分かったのですが、
今回の動画はスタジオテクニックの紹介です。


エリンクロームのモノブロックとディフューザーが安くて、無線対応でお勧め
とのこと。10回以上に分けて動画があるので、順番に見ていくと分かりやすかったです。
一度書籍を読んでいるならば、映画が分からなくてもなんとなくでやっていることは
伝わると思います。


写真学校とかどこかのスタジオにお世話にならなくても、YouTubeである程度のことは分かるように
なったのは素晴らしいことですね。