安価なディフューザーはBowens Mountに集約される?
カメラのレンズが各社マウントが違って、アダプターなしには使えないように
ディフューザーもスピードリングという金具が各メーカーごとに違って、
Profotoならprofoto用のディフューザー、コメットならコメットのディフューザーを
基本的には使うようになっています。
最近になってYongnuoから300WのモノブロックストロボがBowens Mountで発売される
とのアナウンスがありました。
YONGNUO – YN300W – 300WS TTL Studio Light Announced! | FLASH HAVOC
eBayの安いディフューザーはほとんどBowens Mount用と出されており、スピードライト
(クリップオンストロボ)用としてもBowens Mountのディフューザーが多いのです。
現状、安かろう、悪かろうの製品が多いのが、YongnuoがBowens Mountで
モノブロックストロボを出すことによって、さらに競争が激化して、
よりよい製品が出てくると思われます。
すでにYN560-TXで手元から光量調整、ZOOM調整を可能にしており、
TTLを搭載してくるYN300WはYN622C-TXでの光量調整が可能です。
もう少しすればYongnuoからバッテリー式モノブロックストロボも発売される可能性が
あり、そのためのディフューザーとしてBowens Mountの訴求力がさらにアップする
と思われます。
現在は安価なスピードライトとしての地位が不動のものになってきたYongnuoが、
さらに今後安価で性能のよいバッテリー式モノブロックストロボを出してきたら、
スタジオ用、屋外スタジオ用のライテイング機材もほぼYongnuo製品に
席巻されるでしょう。
ディフューザーのメーカーを乗り換えるのはカメラのメーカーを乗り換えるほどでは
ないにしろ、何かと面倒なので、Bowens Mountのディフューザーで
揃えるのも悪くないと思います。
意外としっかりとしている設計・販売計画
2013年1月の時点では無線で光量調整、ZOOM調整ができるフラッシュトリガーはありませんでしたが、この時期に出荷されたYN560IIIはすでに無線での光量調整ができるように設計・販売されていました。
2014年7月にYN560-TXが発売され、無事にYN560IIIは無線での光量調整・ZOOM調整が可能となりました。
1年半のブランクがあっても、きちんと機能を回収して使えるようにするあたり、さすがですね。
これからいつ頃になるか分かりませんが、Yongnuoからバッテリー式のモノブロックストロボが
出れば、ほとんどのメーカーのモノブロックは値段と質のバランスにおいて、
アドバンテージを失うと思われます。
いや、恐ろしいことです。