トレーシングペーパーを使って食べ物を撮ってみよう
柔らかい光とはいったいなんぞ
フラッシュの直射よりもディフューザーを使ったほうが光が柔らかくなるし、ディフューザーが大きいほど光が回ってさらに柔らかくなる。
傘トレという言葉があるように、トレーシングペーパーを使った撮影は
基本中の基本らしい。
Youtubeとか海外サイトではあまり見かけないけど、日本の書籍では
昔からの伝統芸らしい。
らしいらしいばかりで怪しげになってきますので、実際に試してみましょう。
今回用意したトレーシングペーパーはこちら。
堀内カラー(HCL)トレペM(トレシングペーパー) [35826] |
Yongnuo YN560IIに透過傘をつけ、さらにその前にトレーシングペーパーを垂らして
撮ったのがこちら。
生活臭あふれるままの撮影w撮って出し、調整なしです。
最初からあごの下に影がほとんどない状態ですね。
右側からライティングしているので、左の髪がやや暗くなっているもの、全体として
なだらかな光量落ちで1灯でも十分きれいに撮れます。
髪にスポットライトを当てなくても、これはこれでいいのではないでしょうか。
ライティングの設置
お次はさっそく食べ物を撮ってみます。コンビニでも売っているドーナツを被写体に選んでみました。
レフ板用スタンドにトレーシングペーパーをテープで留めます。
※通常の撮影ではトレーシングペーパーの芯をスタンドに通して使います。
いったん傘トレで拡散させた後にトレーシングペーパーに当てます。
トレーシングペーパーの下にドーナツを置きます。
置く位置によって影のでき方が違いますので、少しずつ移動させながら
撮影してみてちょうどいい場所を探します。
実際に撮れた写真はこちら。
α99 + MINOLTA 50mm 2.8MACRO
レンズは500円のものだけど、写りは問題なし。
ミノルタのレンズを分解・掃除する MINOLTA α AF MACRO 50mm 1:2.8(32) カビ掃除で失敗 - JJsの日記
しかし苦労したわりに、なんとも普通な仕上がりになったのはなぜ?
あっ、食べ物はトレペ一灯だけではメリハリがないから、横から
アクセントライトで照り感を出すようです。
続く。