jjsの日記

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トレーシングペーパーを使って食べ物を撮ってみよう

柔らかい光とはいったいなんぞ

フラッシュの直射よりもディフューザーを使ったほうが光が柔らかくなるし、
ディフューザーが大きいほど光が回ってさらに柔らかくなる。


傘トレという言葉があるように、トレーシングペーパーを使った撮影は
基本中の基本らしい。
Youtubeとか海外サイトではあまり見かけないけど、日本の書籍では
昔からの伝統芸らしい。


らしいらしいばかりで怪しげになってきますので、実際に試してみましょう。
今回用意したトレーシングペーパーはこちら。


Yongnuo YN560IIに透過傘をつけ、さらにその前にトレーシングペーパーを垂らして
撮ったのがこちら。

生活臭あふれるままの撮影w撮って出し、調整なしです。
最初からあごの下に影がほとんどない状態ですね。
右側からライティングしているので、左の髪がやや暗くなっているもの、全体として
なだらかな光量落ちで1灯でも十分きれいに撮れます。
髪にスポットライトを当てなくても、これはこれでいいのではないでしょうか。


ライティングの設置

お次はさっそく食べ物を撮ってみます。コンビニでも売っているドーナツを被写体に
選んでみました。


全体はこのように。


レフ板用スタンドにトレーシングペーパーをテープで留めます。

※通常の撮影ではトレーシングペーパーの芯をスタンドに通して使います。



発光中。


いったん傘トレで拡散させた後にトレーシングペーパーに当てます。


トレーシングペーパーの下にドーナツを置きます。

置く位置によって影のでき方が違いますので、少しずつ移動させながら
撮影してみてちょうどいい場所を探します。


実際に撮れた写真はこちら。

α99 + MINOLTA 50mm 2.8MACRO


レンズは500円のものだけど、写りは問題なし。
ミノルタのレンズを分解・掃除する MINOLTA α AF MACRO 50mm 1:2.8(32) カビ掃除で失敗 - JJsの日記


しかし苦労したわりに、なんとも普通な仕上がりになったのはなぜ?


あっ、食べ物はトレペ一灯だけではメリハリがないから、横から
アクセントライトで照り感を出すようです。
続く。