jjsの日記

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マルチ発光テスト Sony α900で、Yongnuo YN-560 IIとHVL-F58AMを接続して発光させる。


百聞は一見にしかず、ということで、まずは一番上に記載した動画をご覧ください。


マルチ発光とは、外部ストロボにある、露光中にストロボを一定の間隔で連続発光させる機能
のことです。

Yongnuo YN-560 IIとSony HVL-F58AMにはマルチ発光機能が備わっています。


ものは試しにと、YN-560 IIとHVL-F58AMをα900にシンクロコードを使って
接続します。

YN-560iiは、α900のシンクロ端子にオス-オスのソンクロコードで接続。
HVL-F58AMは、α純正のオフカメラケーブル:FA-CC1AMを
エクステンションケーブル:FA-EC1AMとさらにミノルタの同等品エクステンション
ケーブルで延長して接続。


シンクロ端子とホットシューに同時に外部ストロボを接続しても、
2台とも発光することが分かりました。
2台とも同期して発光しているかは不明ですが、それぞれ設定した通りに
マルチ発光ができています。
動画では、リモコンでの2秒タイマーを使ってシャッターを切りました。
発光後にピピッ、ピーという音がしているのは、YN560 iiのチャージ完了お知らせ音です。
オフにすることもできます。


ちなみにフラッシュトリガーを使って、マルチ発光させようとしても、
1回しか発光させることができませんでした。
マルチ発光でオフカメラフラッシュをしたい場合は、有線接続する必要が
あるようです。
逆に言えば、マルチ発光とハイスピードシンクロ以外では、
シンクロコードを使っての撮影は面倒なので、
オフカメラ撮影の場合は、フラッシュトリガーを使うことをお勧めします。


マルチ発光機能を使って撮影するには条件が整う必要があります。

1.解放F値の低い明るいレンズであまり絞らずに撮影する
2.バックは黒 or 夜間で撮影すること
3.明るく光るもの、明るい背景は長時間露光で白飛びするため、避けること。
4.カメラのシャッタースピードはマルチ発光で全て発光し終わるタイミングよりも遅くすること。
5.三脚を使って撮影すること


マルチ発光ではフル発光1発分の発光量を複数回に分割して発光させます。
そのため、明るい光量を設定した場合は、最大の発光回数は少なくなり、
暗い光量を設定した場合は最大の発光回数は多くなります。


例えば1/4の光量の場合、最大で3回、1/32の光量の場合、最大で30回発光できます(YN560 ii)。


環境光や被写体の動くスピードを考慮して光量、発光回数、発光周期(Hz)を設定し、
カメラ側でもレンズの絞りやシャッタースピード、ISOを考えなくてはいけないので、
かなりややこしい設定が必要となります。