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color munki photoの「既存プロファイルの最適化」

color munki photoはディスプレイとプリンターのカラーマッチングを取ることができる。
color munkiphotoはプリンタについて、「既存プロファイルの最適化」といって、
自分の好みの画像を読み込ませ、それに含まれている複数の色をスキャンし、
その好みの画像の色再現度をあげることができる。


ICCプロファイルのデフォルト保存場所(Windows7)は
C:\Windows\System32\spool\drivers\color
にあるので、「既存プロファイルの最適化」をする前に、別の場所にコピーして
保存しておくとよい。


一度「プリンタとディスプレイのマッチング」を行って、プリントしたとき、
人肌以外はほぼマッチングが取れて感動したのだが、
ポートレートを印刷するには、赤被りがあり、あともう少しツメが必要だった。


color munkiはLEDを照射しながら、プリントした紙を読み込むのだが、
LEDが紙の下まで透過してしまうらしい。


【新製品レビュー】エックスライト「ColorMunki Photo」
机の色が赤茶っぽかったため、それが影響したのかもしれない。



上は「既存プロファイルの最適化」する際に、color munki photoが画像解析し、
その画像に含まれている色をスキャン用に印刷したもの。
それを裏側からLEDライトを照射してみた。
color munki photoのように、LED照射する測定器は、裏に同じ紙を重ねると有効なのが
よく分かる。


この「既存プロファイルの最適化」を行うと、その最適化したプロファイルのデータ容量は
かなり肥大していく。

特に動作が重くなるといった感じは受けなかったが、最適化をするほどマッチングの取れた
印刷結果になることを確認した。
ただ、「既存プロファイルの最適化」を行うには、必ずA4の最適化をしたいペーパーを用意する
必要があるので、高い紙だと非常に出費がかさむ。


現在プリンター用のプロファイルを作成したのは、以下のキヤノン写真用紙・光沢 プロフェッショナル。
キタムラで在庫処分の半額セールものを一通り購入した。

キヤノン写真用紙・光沢 プロフェッショナルのA3とA3ノビ、およびL判しか手持ちがなかったので、
A3を半分に切ってから最適化を行った。
A4サイズで最適化したプロファイルは同じシリーズのサイズ違いでも同様に、印刷時に適用可能なので、
なるべく同じ紙でサイズ展開したほうが、プロファイル作成にかかるコストが安く済む。


作成したプリンタ用ICCプロファイルは4回プロファイルの最適化を行ったが、まだ若干明るさに狂いが出てしまう。
ディスプレイのターゲット白色点を「D65」で作成したからかもしれない。
再度、「D50」でも作成を検討中。


続く。


新シリーズ ColorMunki Photoと高機能ソフトウェアを組み合わせて、ColorMunki Photoの性能を100%引き出す方法。
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