タブレットはモデルさんとの最高のコミュニケーションツール
撮影者は実は振付師だったのだ
全く知らない人のポートレート撮影を始めるまでは、全くそんなことは知りませんでした。
Youtubeで撮影方法を検索して見てみると、特に何も言わなくても
モデルさんがポーズをとってくれます。
ところが現実は、どうしたらいいのか戸惑って棒立ち状態になって
しまうことが多々ありました。
わたし自身もそんなにどんなポーズをとって欲しいという要望は
全く持ち合わせていなかったため、しどろもどろになって
しまいました。
構図を考えてカメラ設定合わせて撮影するだけじゃなくて、
ポージングまで考えるのが撮影者がやることなんだなあと。
いざというときに「目線をあげてください」とか、「横のほうを向いて
ください」って言うだけではなかなか伝わらない。
なるほど、先にイメージを固めておいて、それを演技してもらう
必要があるんだなと思い知らされたのでした。
ということで、いろんな雑誌をみて、いろんなポージングを頭に
入れてイメージを固めていったのだけど、それって
やっぱり自分の頭の中でしか入っていない。
イメージの共有ということが課題でした。
画像を簡単に共有できるタブレット
そこでNexus 7などのタブレットに、ネットで探してきたカッコいいイメージ写真を取り込んで、モデルさんに見てもらうことにしました。
これだと完璧にイメージを共有できるので、ポージングのお願いでの
苦労が飛躍的に減りますし、バリエーションもかなり豊かになります。
ポートレートならカッコいいポートレートの画像を集めて、ひとつのフォルダに入れておきます。
小物なら小物だけ、バッグならバッグだけ、とその日に撮るものに合わせて
作例を集めておける点がいい。
こちらでポーズを指定してもいいし、選んでもらってもいいので、たくさん集めておくのが
コツです。
Nexus7でフォルダの作り方
画像の取り込みは画面キャプチャが一番簡単なのですが、余計なものまで入ってしまいます。
まずはパソコン上で、snipping toolを使ってイメージ画像を切り取って保存。
USBで繋いで、Nexus7をUSBメモリースティックのように使える状態にします。
そこから新規フォルダを作成し、画像をドラッグ&ドロップします。
あとは「ギャラリー」で一覧にして見ればOK。
こんな写真撮っています、という作品集代わりにもなります。
Nexus7はIPSパネルを使っているものの、色域が狭く彩度が低いため、
そのあたりは割り切りが必要です。
滑らかなトーン・質感を伝えるなら、やはりプリントも必要ですね。
今のところNexus7より便利なツールがないので、ノートパソコンは使わなく
なりました。携帯性、画像の一覧性に優れているのでお勧めです。