Nexus7の画質をチェック 色域を調べてみる
Nexus7、スマホをセカンドディスプレイに
Nexus7をパソコンのセカンドディスプレイとして使えるアプリがあることを知りました。
Komado
Komado
このアプリを使うと、パソコンの画面を複製した画面を表示させるか、
拡張した画面として使うか選ぶことができます。
うちのWindwos8ではディスプレイの複製しか対応していないようです。
さっそくこのKomadoをWindows8にインストールし、使ってみます。
Color munki Photoを使ってNexus7の色域をチェック!
キャリブレーション前にNexus7を磨いてみるKomadoを起動し、Nexus7に複製した画面を表示させます。
パソコンのディスプレイのほうが解像度が高いため、
Nexus7で表示できるのは、パソコンのディスプレイの一部分だけとなります。
Color munki Photoを接続し、キャリブレーションを行います。
キャリブレーションに使うソフトはdispcalGUIです。
KomadoでNexus7に表示させる範囲を調整し、dispcalGUIの
キャリブレーション画面表示位置をNexus7の真ん中に持ってきます。
さっそく測定開始。RGBの調整はできないので、輝度のみ調整。
本当は120cd/m2にしたいが、だいたい100〜120cd/m2の範囲に収まれば
いいかなと、以下の値で妥協。あとは画面がピカピカと点滅して自動的に
キャリブレーションが進む。
※色域を見る目的としては、この程度の誤差はクリティカルなものにはならない。
色温度はだいたい7,200度前後。
そしてキャリブレーションは完了。
測定結果
グレーの点線がRGBの表示色域。色がついてるのがNexus7が表示できる色域。
LED系IPSディスプレイの特徴として、赤色の発色に強いという結果が分かる。
IPSディスプレイなので、画面を覗き込む角度が変わっても、暗くなったりすることなく、見やすいが、
写真を評価するのには少し色域が足りないことが分かった。
特にグリーン系が苦手で、初音ミクの髪の毛などが上手く表現できないかも。
なお、今回の測定は、一度パソコンのディスプレイに表示させたdispcalGUIの画面を複製して、
nexus7に表示させ、疑似的に色域の測定を行っているので、表示にやや遅延が発生し、
正確ではない可能性がある。
また、Nexus7はiPadと違い、画面のキャリブレーションはできない。
手動&目視でキャリブレーションするアプリもいくつか試したが、やはり
測定器を使ったキャリブレーションとは正確性が違うので、使用するのは止めた。
発色・色の再現性という点ではApple社製品のほうがややリードしているだろう。
撮影の際のサブディスプレイとしてはiPadのほうをお勧めします。
(YouTubeにカメラの撮影チェックとして、iPadを使っている動画がいくつかあります)
撮影&検証
2012年12月21日(記事にするのが遅くなったなあ(汗 )撮影: sony α55 & 1680ZA