jjsの日記

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universal Flash diffuser softboxを試す eBayの外部ストロボ用ディフューザー比較

eBayでフラッシュアクセサリーがいろいろ販売されていますが、
果たして使えるものかどうか、人柱となって、いろいろ比較してみます。


今回はuniversal Flash diffuser softboxを試めしてみました。

価格は送料込で約2ドル。発光面は白いビニールになっています。


内側。内部の側面は白色になっています。


マジックテープできつく締めれば装着完了。


作りこみが甘いので、側面に隙間ができたりします。
テープの締め方を工夫したり、ぐいぐい押しこんで、隙間を
小さくすることはできますが、完全に隙間をなくすのは難しいでしょう。


α900と大きさ比較。


光質比較1 マネキン

純正外部ストロボをα55に直接装着し、ADI調光で撮影。
Lightroom4で露光量を+0.21 ホワイトバランスを取り直しています。


さらに純正外部ストロボにuniversal Flash diffuser softboxを
装着して撮影。α55の調光補正を+1.0で撮影しました。
Lightroom4で露光量を+1.28、ホワイトバランスをバックの白紙を
基準となるように補正しています。


universal Flash diffuser softboxのありとなしでは
わずかにあったほうがコントラストが柔らかくなり、背景にできる影の
輪郭が柔らかくなります。


universal Flash diffuser softboxを装着して撮影した場合の
元画像です。

universal Flash diffuser softboxを使った場合、光量落ちが
かなりあり、赤被りが激しいです。Lightroom4で完全に赤被りを
なくすのは難しいようです。


純正ストロボの場合は、使わないほうが色被りのトラブルも起こりづらいし、
調光もうまくいくことが分かりました。



光質比較2 カメラ

純正外部ストロボをα55に直接装着し、光量補正を+2にして撮影。

黒い被写体は撮影がかなり難しいですね。
コントラストがあり過ぎて、安っぽく写ります。
レンズ下の影もくっきりしています。


さらに純正外部ストロボにuniversal Flash diffuser softboxを
装着して撮影。

光量が落ちているので、全体的に落ち着いて見えます。
コントラストはやや落ち着きました。
影は輪郭がわずかにぼやけるように変化しています。


赤色被りを起こしてしまいました。
劇的に変化するわけではありませんが、ないときよりもわずかに
コントラストのきつさが取れるので、場合によっては使ったほうが
ましかもしれません。


参考までにスピードライト用ソフトボックス60cm×60cmを左サイドから発光して
撮影。以上のα900を撮影した画像はすべて銀丸レフを右から当てて、
少し影を起こしています。

この画像は、撮影後にLightroom4で露光量を+0.75上げました。


結局は光質も大事ですが、どちらから光を当てるのかが、
大事ですね。光質も随分と柔らかくなっています。


総合評価

お手軽に、外部ストロボに装着できる点と値段が安い点は評価できる。
肝心の光質は、α55および純正外部ストロボと相性が悪いためか、
ADI調光での撮影では、色被りと光量落ちが激しく、使い物にならないようです。


コントラストを柔らかくし、影を柔らかくする効果がないわけでは
ありませんので、マニュアル設定でホワイトバランスおよび、光量を調整すれば、
ある程度は効果を望めるでしょう。


純正外部スロトボのADI調光(TTL)でお手軽に撮影といった場合は、
あまりお勧めしません。