jjsの日記

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eBay 傷が入っていたspeedlight用softboxの交渉結果の顛末

先日購入したspeedlight(外部ストロボ/フラッシュ)用softboxに、
最初から擦り傷が入っていました。

中国から購入したものが、箱が潰れていたり、ボロボロになっていたりするのは
当たり前なのですが、商品自体に傷が入っていることも多々あります。


今回はちょっと限度を超えた傷(画像だと分かりにくいが、傷がささくれ立っているので、
布(softbox)がひっかかる)だったので、このソフトボックスを引っ掛ける
リングアダプターだけ新品を送ってくれないか、eBayを通じてメールしてみました。
そしたら、
「傷の具合を見るのでhotmailのメールアドレスへ画像を送ってくれ」
とのこと。外部のメールでの交渉ってeBayでの規約違反で、ebayから保証されなくなる可能性が
あるんですね。あとから気づきました。


で、この傷が入った画像など3枚送ったら、返信が遅い。
翌々日になっても返事がないので、メール送りましたよ、ってメールしたら、
やっと返事が来て、
「この商品は自分で使うのか、それとも転売するのか?」
って訊いてくる。この時点でおかしいな、って思ったんだけど、
「自分で使うよ」
って返事したら、
「じゃあ今度の機会に送るから、また何か買ってね」
ときた。


いや、まさに???
「今度の機会っていつよ?」
としつこく聴いたら、
「今度買ったらおまけたっぷりするから、そのときfree giftもつけてやるよ」
なんて返信するから、もう頭にきた。


eBayのフィードバックに(ヤフオクの評価と一緒)にネガティブフィードバックを
つけたら、
「お前には失望したよ。もうこれ以上あんたには時間取られたくないから、
半分返金する。その代わりネガティブフィードバックをポジティブフィードバックに
変更するのが条件ね。yesかnoか返事を待ってる。」
とメールがきた。


こいつ酷いなあと思いつつ、パーツ代として半額返金なら割に合うかなと思い、
しぶしぶOKの返事をする。


Paypalを通じて商品代の半額が戻ってきたので、約束どおり、
ポジティブフィードバックに変更。
以上が事の顛末です。


文化とか商慣習の違い

中国だと、まだまだsellerとbuyerは対等の立場で、傷が入っている商品について
どうするのか、というのも交渉次第。
下手(したて)に出ると強く出て、強気で交渉するとあっさり折れるという文化も
未だにあるようだ。


4年ほど前に北京に一ヶ月ほどいたとき、やはり日本との違いは肌身で感じた。
スーパーでお買い物をするとき、小銭がなくて、レジのおばちゃんから
キレられた。が、なぜか値段をまけてもらえたこともある。
日本で206円の商品を、レジのおばちゃんが200円にまけて売るなんて考えられないことで
ある。


露天に行けば、値段がついておらず、まずは日本人価格でふっかけてくる。
だいたい1/4までまけさせればOKとかあるようだけど、
交渉次第では1/6以下まで値段が下がることも。


なんかこういった文化といったものをeBayにも持ち込んでいるのだろうか。
香港は少し中国とは違うと思っていたが、やっぱり同じ中国だったのかもしれない。


また新品の商品についての認識も違うようで、傷が多少入っていても、
使えるなら商品として問題ない、というスタンスがある。
箱はあくまで箱であって、商品の一部ではない。


いざeBayでトラブルがあると、こういった相手側の文化の違いとかも
考慮しつつ、交渉しなくちゃいけないので、わりと大変かもしれない。
英作文の能力はそれほど必要ではない(多少間違っていても通じる)けど、
異文化交流ともいうべき交渉での場面で、もうeBayで買い物したくないっていう人が
出てきても不思議ではないと思う。


今回の件でも、手間取らせて悪いなあとか、お客に謝ろうってのは一切ない。
あくまで対等の立場で交渉するのが前提。ネガティブフィードバック入れられると、
eBayからのポジティブフィードバックが多いお店に対する優待がなくなるから、
面倒だけど半額返金しとくか、ぐらいのノリだと思われる。


とにかくeBayでは日本と同じようにはいかないし、手に入れるまで時間もかかるし、
それなりのリスクはあるよ、ぐらいは覚悟したほうがいいようだ。