Lightroom 4.1のフリンジ軽減がうまくいかなない場合
Lightroom4.1で追加されたフリンジ低減機能がうまく使えない場合がある。
さっそく例を見てみましょう。
袖口の周りに赤紫のフリンジが出ています。これぐらいだったら
フリンジを修正しなくても目立たないのですが、一応例として。
これを「レンズ補正」の「カラー」にある「フリンジカラーセレクター」という
スポイトを使って補正しようとすると…
紫または緑のフリンジカラーを設定できません。代表的なフリンジカラーのサンプルを
もう一度表示してください。
とエラーが出る。
典型的なフリンジカラーの範囲から外れたフリンジを選択した場合、とりわけ色温度や
カラーバランスをいじった後だと、なかなか「フリンジカラーセレクター」では
選択できない。
そこで手動でフリンジの色を選択してみると…
白いジャケットの中に着ていた赤紫色をしたインナーのカラーまで低減される。
さらにフリンジ低減の適用量をMAXの20まで上げてみる。
するとついにはインナーの色はすっかり抜けてしまった。
このようにフリンジ低減の適用量を上げるほど、色の境界線から近い部分より色が抜けて
しまう。もちろんフリンジ低減の適用量を1〜2程度に抑えれば、フリンジだけ
取れそうだが、やはりインナーのカラーも落ちてしまうことは防げない。
そこで使用するのが、補正ブラシ。
袖口の周りを補正ブラシで選択する。
Lightroom4.1から追加された「フリンジ低減」の数値を100まで上げる。
するとインナーの色は低減されず、袖口に出ていた赤紫色のフリンジは
ほぼ解消された。
まとめ
レンズ補正のカラーでフリンジ低減できない場合は、補正ブラシに追加されたフリンジで低減させる。