jjsの日記

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COUGAR GX 600に交換した。

いわゆる動物電源と似て非なる存在


COUGAR GX 600はど真ん中にジャガーらしき模様が入っている、いわゆる動物電源の
ひとつのように見える。80PLUS GOLD取得で電源の効率がよく、ファンは14cmと大型ファンで実に
静かだ。cougar-world.de
一次側には日本製105℃耐性コンデンサ、二次側には個体コンデンサを使い信頼性は
高いようだ。


COUGARのサイトによると製品の製造工程でも真面目にテストをやっているほうに見える。
cougar-world.de


購入の決め手となったのは、「80PLUS」という認証機関でのスペックシートで
THD値が非常に低かったため。


以下スペックシートのPDFは同系モデルのものと思われる。
http://www.plugloadsolutions.com/psu_reports/COUGAR_COUGAR%20G600_ECOS%201526_600W_Report.pdf


CLCノイズフィルターを使い、リップルノイズを極力抑えている。


それでは開けてみよう


ツクモで購入。実際の箱は意外と高級感があった。


箱から取り出す。




日本仕様は黒×オレンジの配色になっている。意外とかっこいい。
ちなみにCOUGARの動物ロゴのバッジも同封されていた。


安物電源からGX600に交換できるのか、大きさが不安だったが、奥行きがきつかった以外は
すっぽりと収まった。


ケーブルがそれなりに太いため、小さめのmicroATXケースではもてあまし気味になるのが欠点。
最初から出ているケーブルにはSATA用の電源ケーブルがないため、追加コネクターケーブルを
挿して対応。


実際に使ってみて


さっそく電源投入。緊張が走るが、無事に起動。最初の最初だけうっすらこげ臭かったが、
これはほとんどの電化製品でも匂う程度のもので問題ない。
まず気付くのは負荷が高いときの、ディスプレイノちらつきがないこと。
そして通常使用時のディスプレイも明らかにノイズが減っている。


サワサワとディスプレイがちらついていたのは、ディスプレイ側の電源が不安定なことによるものと
思い込んでいたが、パソコン側の電源に問題があったとは。


そして決め手となったTHDの低さを試すために、さっそく音楽を視聴。こちらも明らかに
S/N比が上がり、すっきりと美しい音に生まれ変わった。


そして、重いアプリケーションを多重起動し、使用してみる。
タスクマネージャはCPU使用率100%を指している。
Youtubeの動画はカクツキがとまらないが、「正しく」かくついてる。
表現が難しいがひっかかり感のないカクツキである。
通常であれば、アプリケーションのどれかがハングアップしてしまい、強制終了していたのが、
それがなくなった。非常に安定して高負荷状態を維持している。


14cmのファンは非常に静かだ。CPUファンやケースファンのほうがうるさくて、まったく分からない。


元々が粗悪電源であったので、ある程度のレベルの電源に換えれば同様の効果が
あったのかもしれない。
だが、GX600は十分によい電源の素質を見せてくれた。


消費電力は


システム(パソコン+デュアルディスプレイ)の消費電力は
アイドリング@起動から3分後:191Wとなった。
パソコンのみの消費電力は
アイドリング@起動から3分後:67.1Wとなった。


電源投入後5時間以上たったときのアイドル状態は188W前後。
パソコンのみの消費電力は73.8W。
残念ながら、消費電力は安物電源と同じであった。


負荷が15%程度と低すぎるのが原因だと思われる。
もう少し消費電力の大きい組み合わせであれば、80plus goldの低消費電力を
発揮してくれるのではないかな。


その他資料

写真
http://www.lesiloc.fr/phpboost/articles/articles-2-42-3+cougar-gx-g600.php


リップルノイズ
Nätaggregat i lyxklassen - Test - Cougar GX 600 W