jjsの日記

jjsの日記がはてなブログに引っ越ししました

ある程度意思が介在された写真のほうが面白い

古くていい写真をみていると、現像時に色の濃淡を結構いじってあったり、
筆で書き足してあったりする。

本当の現実世界を、ほんのちょっぴりいい方向へ解釈してあげると、
とたんに素敵な世界に見える。


写真は真実を写すっていう言葉は、
個人的には、お客様は神様だという言葉と同じく、
なんだか違う方向に行ってしまった言葉なんだと思う。


黒い髪の人は、どうしても髪が沈み過ぎて、重たい雰囲気に見えて
しまう。
髪の色を少しだけ明るくして、ちょっとした色気みたいなものを足して
あげるのは、ちょっとしたギフトのようなものだと思う。


わたしには写真に写ったあなたよりも、もっと魅力的な部分を知っているし、
少なくともこういう魅力的な人に見えるということを、
撮影時のデータと思いのギャップを埋めていく作業がレタッチなんだと
思う。


けっしてちょろまかしてやろうとか、ダメな部分をごまかそうと思っている
わけじゃない。
わたしはあなたのことをこう思っている、こう見えているということを
伝えるためのギフトを撮影したものに添えてあげること。


気持ちを伝えるために写真があってもいいじゃないかと。
古い写真が胸をうつのは、そのへんもあるんじゃないのかなと思っています。


まとめサイトやら、エロ動画のパッケージなんかのせいで、レタッチが
悪い方向に解釈されてしまってる気がする。
そうじゃないんだよ、ということで、もうちょっとレタッチしてみても
いいんじゃないでしょうか。