町の写真館がたいしたことないって?
そんなことを訊かれたけど、そんなわけないです。
言わんとすることは分からないじゃないし、写真撮り始めるまでは、
自分もそう思ってたところがあるから。
被写体の色を正確に再現するのって、相当難しいし、ひとつひとつの写真が持っている癖を
読み取って現像するのは長年の勘が必要です。
Lightroomをガチャガチャいじったぐらいじゃどうにもならないです。
それだけプリントは深い。
店頭に飾られている七五三とか成人式とか、家族写真ってある意味実力隠している隠し蓑みたいなもので、
実際お店のかたと話したら出てくる「作品」は全く別物だったりで、いや流石だな、という他ないですね。
そもそも他人をいきなり撮って、それなりに見れる写真なんて、自分じゃ逆立ちしても
無理だし、お客さんとのコミュニケーションを含めての実力なんですよね。
やっぱ好きなものを好きなように撮るのとは訳が違います。
今ひょんなことから、靴屋さんの靴を撮ることになりましたが、とにかく要求水準が高いし、
その割には漠然とし過ぎて、掴みどころがほとんどありません。
今の世の中、部分部分でライティングを変えて写真撮って、さらにそれをレタッチャーが
300以上のレイヤーで調整して広告写真作ってるのに、そんなのを素人に撮らせるわけですから、
さあ大変。
同じようにパーツごとにライティング変えて写真撮って、合成してというのを
見様見真似でやってます。
面白いところもあるけど、もうこれって写真を撮るっていうのとなんか違うぞw
やっぱり適当に歩きながら、適当にスナップ写真撮っているほうが自分には
合っているようです。
こんなところの電柱工事作業はやりたくないw