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Lightroom 4.1のパープルフリンジ除去機能が強烈すぎる ―フリンジ軽減機能を試してみる

Lightroom4のアップデートversionの4.1が公開され、不具合の修正、新しいカメラのサポートなどが
追加されましたが、なんといっても目玉はフリンジ軽減機能。
Lightroomチュートリアル | Adobe Lightroom CCの使い方


物体のフチにできる色のにじみは、一般的にはパープルフリンジとかパーフリと呼ばれていますが、
紫色以外にも青緑色側のフリンジも強力に除去できるので、
フリンジ軽減機能と呼んでいるようです。


いつかソフトウェアでフリンジを消せる日が来るだろうと、わざと残しておいた
画像があります。

Sigma 50mm 1.4 EX DG HSMで、フリンジが出やすい逆光位置で撮影したもので、
ちょっといじわるな画像です。トリミングなしで、これだけ縮小された画像でも、
紫色と青緑色のフリンジが盛大に出ているのが分かります。


Lightroom3でフリンジ除去しようとしましたが、ほとんど除去ができずに残ってしまい
諦めていました。


で、ここからが本番。4.1にアップデートしたLightroom4には「レンズ補正」パネルの「カラー」に
フリンジ軽減が追加されました。


細かいことは抜きにして、紫だったら上側、青緑だったら下側の「適用量」スライダーを全開まで
スライドさせます。これですっきり消えるはずが、まだフリンジが残っている場合があります。
そのときに「Purple Hue」や「Green Hue」で消えていないフリンジの色が含まれている範囲を
指定してあげます。


すると、Lightroom3では消すことができなかった頑固なフリンジが、
あらまびっくり、簡単に消せます。
このままだとフリンジ軽減の適用量が多すぎて、コントラストが低減してしまうので、
フリンジが消せるぎりぎりの値まで「適用量」を下げます。


これで、消せそうにもなさそうだったフリンジが


こんなにきれいに消えました。


※消したいフリンジをスポイドで選択すれば、もっと簡単にフリンジを消せます。


オールドレンズや安レンズ、大口径レンズで困っていたフリンジも、ほぼ消せないものはないレベルまで
進化したLightroom4.1のフリンジ軽減機能はすごいですね。


補正ブラシでのフリンジ軽減方法
Lightroom 4.1のフリンジ軽減がうまくいかなない場合 - JJsの日記