写真のレタッチ
今年もよろしくお願いいたします。
いくつか写真をレタッチする上で、また考え方が変わってきました。
いじり過ぎない
基本的にレタッチをすればするほど、色が崩れたり、諧調が飛びやすくなるので、レタッチが最小になるようにします。
シャープネスは本当に必要か?
写真全体に対してシャープネスをかける必要があることってほとんどないと思います。写真全体がシャープだと、どこが主題なのか分からなくなるし、きつい感じがします。
シャープをかける前に、本当にシャープが必要なのかどうかを考える必要があるようです。
シャープが必要だと感じる場合、コントラストや彩度を上げることで解決することが
あります。エッヂがきつくなるよりはコントラストを上げてみるのも大事かなと。
どうしてもシャープが必要であれば、部分的に補正ブラシでかけるほうがいい。
焼き込みツールが大事
LightroomでもPhotoshopでもいろんなパラメータがあり、トーンカーブがありますが、いじればいじるほど、諧調が失われ、画面が汚れていきます。
まず先にカメラキャリブレーションでヴィヴィッドが必要であれば、ヴィヴィッドを、
明るくしたければLightを、など諧調が壊れず、全体の色調・イメージが合うキャリブレーション
を適用しておきます。
主題の部分のトーンは撮影時にきっちりと撮っておく必要があります。
それでも写真っぽくならない場合に、全体を見ながら焼き込み、覆い焼きで調整したほうが
トーンが潰れずリアリティーが残ります。
コントラストを考えるとき、写真全体のコントラスト、部分・部分のコントラストを分けて
考えていくほうが、納得できる仕上がりになります。
主題の部分的なコントラストは諧調をきれいに残しつつ、周辺の背景は思いっきり黒潰しをしたり、
白飛ばししたほうが画面が整理されて、分かりやすいものが出来上がります。