Photoshopでのシャープネス 高周波と低周波
だんだんと記事を書く間隔が長くなってきてすみません。
写真そのものはほぼ毎日といっていいほど撮ってます。
シャープネスの効果って正直あまり分からなかったのですが、最近になってやっと
違いが分かるようになってきました。
この動画を参考にしました。
今使用してるのは高周波のほうだけなのですが、これを適用すると、
画像のシャープネスがかっちり上がったように見えます。
単純にアンシャープマスクでかけるよりもクッキリ感が違います。
高周波レイヤーのみ具体的なやり方抜粋
背景から二回複製レイヤーを作ります。名前を低周波、高周波とか分かりやすい名前に変更しておきます。
レイヤーを「低周波」に変更、諧調の反転にチェック。
描画モードを「加算」に変更、オプションが表示されるので、
スケールを2、オフセットを0にしてOK。(16bit画像の場合)
その後、高周波レイヤーを「リニアライト」などに変更。
この辺もお好みで、オーバーレイ、ソフトライト、ハードライトなどでも
大丈夫だと思います。シャープネスが効き過ぎていると感じる場合は、
不透明度を下げていくとよいです。
これだけだとドラゴンエフェクトにも似てますが、ガウスぼかしを元にして
シャープネスを上げるので、やや柔らかく、使いやすい印象です。
傘トレ一灯で撮影する すごく簡単な撮影方法 & DRAGON EFFECT - JJsの日記
応用
全体にはシャープネスを適用したくない場合には、マスクを使います。ちょっと分かりにくいですが、木の実部分には消しゴムをかけずに
ブドウのみ消しゴムをかけました。
消しゴムの不透明度や流量を下げた状態で少しずつ丁寧にやれば、
狙った部分だけをシャープに仕上げることができます。
fotoblur的な写真を目指すには必要なテクニックとなってきます。
いわゆる写真鑑賞がweb上で行われるようになってきて、webではプリントのような解像度がないため、
メリハリ感のある写真が好まれるようになったので、こういうテクニックが流行ったのでは
ないでしょうか。
10月16日追記
この写真のexifデータ
Sony α99 & 85mm F1.4 ZA
1/40秒 F 3.2 ISO 200
自然光のみで撮影。