α99をゲット。 αの中では神機
α900と比べるほどでもないほど画質がよい
あくまでうちの環境での話なのですが、どうもα99が凄いというよりもα900が落下の衝撃でモヤモヤ画質になっていることに気づきました。
αのツートップ。左α900、右α99。
モヤモヤ画質と言っても、α55よりもはるかによいし、ネット上で見るα77よりも
たぶんうちのα900のほうが高画質です。
安ズームレンズが単焦点並みに写るようになるだと!
ただ、このα900で単焦点で撮った画質に近い画を、α99はタムロンのA09(28-75mm F2.8)で達成してくれます。
安ズームが単焦点並みです。
これはα99が凄いのではなく、α900が壊れていると思わないと納得できない。
α99 & TAMRON A09(28-75mm F2.8)
ISO500 焦点距離60mm F3.5 1/60秒
このA09って画質ヨレヨレで、ツァイスの24-70mmあるなら投げ捨てたいぐらい
画質が酷いと思っていたんですよね。
なのに、なぜこんなにピントきっちり、ボケがスムーズできれいに写るの?
F5.6以上絞らないと使い物にならないと思っていたけど、ほんのちょっと
絞るだけで使えるようになった。
α99すごい!
このA09って四隅はボケボケなはずだけど、フルサイズでも端っこまで
きれいに写るようになった。どんなマジックだよ。
明らかに16-80ZAよりも画質いいぞ。
DTレンズ(APS-C)レンズでも脅威的に写るんだけど…
このDTレンズが結構癖玉で、あんまり写らないから使う機会がめっきり減っていたのだけど、α99に装着すると、自動的にDTサイズで
記録されるようになる。使いたいDTレンズは、そのままAPS-Cのカメラ気分で
撮影できるから、違和感なく使えます。凄い!
DT 30mm F2.8 MACRO SAM
ISO320 F6.3 1/30秒
細かいところまで写りこんでいるし、画質はやはりα99。
α55とは比べ物にならないほど透明感や立体感に溢れている。
DTレンズだからダメってことはなかった。
α99は歩留りキング。狙ったものは逃さない
α900と比べて、手ブレ補正が効いているのか、はたまたミラーショックがないからなのか、ブレで失敗する確率が
かなり減りました。
オートフォーカスの迷いはそれなりに発生するものの、
ピントが正確に合わせられます。
事前にホワイトバランスもボケやピントが分かっているので、
シャッター押した感覚で、ちゃんとブレずに狙った画が撮れている
という手ごたえがあります。
シャッター音はショボいんですけどね。
ダイレクトマニュアルフォーカスやピーキング、ピント位置の拡大まで
とにかくピントを正確に合わせる方法が豊富です。
α900の場合、正直言って中遠距離の被写体にピント合っているのか合っていないのか、
さっぱり分からないことが多かった。
でもα99なら、上記の方法を使えば必ずピントが合います。しかもイージーに。
家電カメラ万歳の瞬間です。そのくせ画質は最高。
上の女の子の石像もちゃんと手前の目にピントきてて、奥の目はすでに
ボケてますね。このあたりのピント合わせも簡単ですよ。
ピントが合っているな、っていう信頼感がある。
α99の欠点は操作性、官能感の低さ、EVFはやっぱり見にくい
マニュアルでピント位置を選ぶとき、斜め上から真横になかなかピント位置が移動してくれない。
端っこから端っこまでピント位置を移動させるとき、反応遅くてイライラする。
シャッター音はα900がよいし、やっぱりプリズムのほうが高揚感・ドキドキ感はあるよね。
うん、α900は画質で負けるけど。
EVFを久しぶりに見ると、ピント合ってても合っているようには見えない解像感がある。
慣れるとそうでもないんだけど、α900と交互に見ると違和感あり。
α900のOVFが良すぎるから落差を感じるのだけど、α55よりはよい。
あとシャッター単発でのブラックアウトもわずかに長く感じて見づらさを感じる。
このあたりもα900と比べるからであって、慣れるといいのかなあ。
動画でも手ブレ補正効きまくりかよ、α55と大違い
いくつかYoutubeに動画をアップロードしていて、全部α55で撮ったのですが、たいていブレブレ動画です。
これがα99になると、あれま手ブレが明らかに減っている。
ビデオカメラ専用機ほどではないが、ブレた分だけブレまくるα55よりも
はるかに撮りやすい。オートフォーカスもキビキビ ピントを
合わせてくれるので簡単に動画が撮れるようになりました。
動画でもイージー革命ですか。
α99はイージー撮影革命を起こしてる
真夜中の暗い場所でもマルチショットノイズリダクションで簡単に暗闇の中でも手持ち撮影ができます。
真横に座っている人の方向を見なくても、レンズさえ向ければ
3軸バリアングルで撮影できます。カメラを向けると緊張する人でも
構えていないから割と簡単にいい表情が撮れたりします。
Photoshopでレタッチするのが面倒な場合は豊富なピクチャーエフェクトで
いろんな画が作れます。
ミラーショックもないし、ピントは合うし、ホワイトバランスは事前に分かるしで
撮影側での失敗する不確定要素がほとんどない。
OVF機はどんな風に仕上がったのか確認が必要だったのが、必要ない。
OVFなんて予想(露出・ホワイトバランス)が当たるか外れるかの占いを
毎回やっているようなものだったんや。
α55の革命によって、露出・ホワイトバランスの予想占いをやらなくて
よくなったことが、そのままフルサイズ機でもできるラクさ。
個人的にはISO2000ぐらいでも許せちゃうぐらい画質もよい。
α機でISO1600以上でも許容できるなんて、なんという楽々撮影なんだろう。
もう高ISOを我慢してシャッタースピードを落とす我慢大会なんて
しなくてもいい。
決まったときにきれいな画が出てくるのは作品作りにはいいかもしれない。
でもまずはきちんと撮れないとダメなワンチャンス系スナップをモノに
できるかどうかが、写真にとっては大事だよね。
それができるα99は超イージー撮影革命起こしている。
こいつが本当の初心者からのフルサイズ入門機となりえるんじゃないかな。
6月25日 追記