jjsの日記

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つ、ついに3D表示に成功! Argyll CMSで生成した3D Gumatを表示させる

dispcal GUIで作ったICC profileを3D Gamutで見てみたい。
この機能についてはArgyll CMS公式以外ではいっさい見つからないが、公式はやばいほど分かりにくいw


そこのカメラ好きの奥さん、この機能も無料で使えるよ!(謎


要点

dispcal GUIでディスプレイのプロファイルを作成。
ArgyllCMSの中にあるiccgamut.exeで3D Gamutファイルを生成。
webブラウザプラグインで3d Gamutを表示!


使い方

c:\直下にすでにArgyll CMSがインストール(コピー)され、念のためPathも通っている
状態として以下。


環境光を測定する方法を以前紹介しましたので、
コマンドプロンプトとArgyll CMSの基本的な使い方は以下を参照ください。
Argyll CMSで環境光を測定する −演色評価数(Ra)や色温度も計れる! with ColorMunki Photo - JJsの日記


gamutを見たいICC プロファイルを以下からコピーする。
C:\Windows\System32\spool\drivers\color


そのICC profileを以下フォルダ内にコピー。
C:\Argyll_V1.5.1\bin


dispcalで作ったプロファイルは名前が長いので、
作業性向上のため、短い名前にリネーム推奨。


検索⇒cmdでコマンドプロンプトを起動
cd C:\Argyll_V1.5.1\bin
と打ってリターン。

iccgamut -w プロファイル名.icm
でiccgamut.exeを-wパラメータ(オプション)付きで実行。


C:\Argyll_V1.5.1\binフォルダ内にプロファイル名.wrlというVRMLファイルが生成される。
これで3D gamutデータを手に入れることができました。


※-wを付けると、.wrlファイルを生成させる。このファイルだとVRMLソフトで開くことが
できるようになる。


3Dデータを表示させるプラグイン

.wrlというVRMLファイルを見るために、webブラウザで動くプラグインをインストールします。


Cortona3D Viewer

Windows
Cortona3D Viewers | Cortona3D

Mac OS X
Cortona VRML Client for Mac OS X - Web 3D Products - ParallelGraphics


「Install Cortona3D Viewer」をクリック。
32bit/64bitを選択してダウンロード。


ダウンロードしたcortona3d_x64.msiを実行。Next。


お使いのパソコン(グラフィックボード)に合わせて DirectXOpenGLレンダリングを選択。


Contona3Dをプラグインとしてインストールしたいブラウザを選択。
今回はInternet Explorer(IE10)を選択。好みでいいと思います。


「Install」


これでインストールが完了しました。


Internet Explorerで見る

初回.wrlファイルをダブルクリックしても開かない場合があります。
先にIEを起動して開いておきます。
そこに.wrlファイルをドラッグ&ドロップします。

ノ○ピーは関係ないんだからねッw


ダブルクリックで開かない原因はこれだね。
「ブロックされているコンテンツを許可」をクリック。


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

適当に触っていたら操作方法は分かると思いますので、思いっきりグリグリして
みてください。
明度低い裏側部分で凹みがある部分は、Profileで補正されている結果だと思われます。
やはり3Dで見たほうが明度軸もあるため、ICC Profileが何を表しているのか分かりやすいでしょう。


詳しくは以下を参照ください。
iccgamut