jjsの日記

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やっと本格的なポートレートレタッチの書籍が見つかった

書店にてカメラ雑誌を立ち読みしていました。
主にポートレート写真のポージングの参考になるものがあればなあということで、
いろいろ漁っていると、なんだかちょうどいい題名の書籍を発見。


ポートレート・レタッチ プロ技テクニック」


この手のやつって、結局ネットに落ちている情報のほうが優れていたり、あまりにも基本操作過ぎてがっかりすることが
多々ありで、たぶん皆さんも同じような経験をされているのではないかと思います。


気になるレタッチ

最近気になるポートレートといえばユニクロジーユー店内にでかでかと貼られているポスター。
今年は影がわざと出ているものが流行りなんでしょうかね。ビューディディッシュのでかいやつを使えば、
そんな感じの影になるのかならないのやら、素人にはさっぱり分からん、とかフムフム見ております。
http://fashionmonster.gu-japan.com/#/top


撮影も多灯ライティングでテクニックがすごいのですが、その後のレタッチがものすごい。
相当難しそう。
今季シーズンのちょっと前に、ユニクロや雑誌では、影の部分だけ紫被りにする手法が流行ったようですが、
これがなかなかLightroom4では再現できない。
明暗色別補正という機能でクロスプロセス風にはできるのですが、狙った部分に、狙っただけ
紫色被りをさせるのはほぼ不可能。


これってレイヤーで影を指定しているんだろうけど、はてどうやってるのかさっぱり分かりません。
Youtubeや海外サイトで探すのも疲れますし。


あれ、この本にいろいろテクニック載っているじゃん

というわけで、冒頭の「ポートレート・レタッチ プロ技テクニック」に載っているレタッチ方法を
応用すれば、自在にレタッチする方法が分かってきます。


元々の画像。


影に紫色を入れてみる。

ザックリやり過ぎで、全体の色も再調整の必要があるけど、
とりあえず紫を入れた場合はどうなるかという見本です。
Lightroom4での明暗色別補正よりもきれいに仕上げられます。


書籍では、顔の部分だけシャドウを強くして、立体感を増す作例が
掲載されています。


11月13日追加。 あまりにも分かりにくいので、
やや影を強くした画像(下)を追加しました。
諧調がきちんと出ていないノートPCだとこれでも分かりにくいかもしれません。


レタッチ方法

選択範囲を作るためのトーンカーブ操作。


ブルーチャンネルから選択範囲を作成。
消しゴムとか使って、適用範囲を絞り込むことができます。

詳しくは書籍に載っています。チャンネルでの切り抜きで
検索すれば、日本語サイトの詳しい操作例も見つかりますよ。


初めてやったので、さじ加減があまりよろしくないですが、
何回か練習すれば、Lightroom4ではおおよそ無理な、本格的な
レタッチが身につけられそうです。


その他、多角形選択ツールでのマスク制作方法や、レンズフィルター:寒色系80の使いどころなど、
他にはないレタッチ方法に目から鱗です。
シャープネスの取り扱いもなるほどと初めて知ったことが多数。
PhotoshopのCS3以上あたり、なるべくバージョンの新しいPhotoshopを使うことが前提ですが、
もし持っているならば、かなり参考になると思いました。


※hatenaにアップロードすると微妙に色がおかしくなります。
今回もくすんだおかしな色になってしまいましたが、ご了承ください。