jjsの日記

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Huawei E355 & BIC SIMを一年近く使ってみての感想

Wi2 premiumが2014年10月よりクーポン券へ移行

1. BIC SIMはIIJ mio + wi2 300をセットにしたお得なMVNOです。

10月よりwi2 300のpremiumサービスが有料化したことによって、
wi2 premiumおよびwi2 premium clubへの接続がクーポン券を使ったときだけ
使用可能に変更になりました。
【公式】ワイヤ・アンド・ワイヤレス|Wi2(ワイツー)

ケンタッキーやモスバーガーなどではpremiumでの接続が可能であり、wi2や
wi2 clubの公衆Wi-Fiを設置している店舗はほとんどなく、街中でもほぼ
見つかりません。
よってBIC SIMwi2 300がセットになるお徳感が減ってしまいました。


意外と接続範囲が狭いのはなぜ?

IIJmioMVNOサービスはFOMAのエリア内だったら接続可能となっており、
人口カバー率は100%となっているわりに、郊外、山中などへ出かけると
Huawei E355 & IIJmioでは接続が不可能になっていて、不便さを感じていました。

通信・エリア | NTTドコモ


その原因として、Huawei E355では
HSPA+/HSPA/UMTS/WCDMA 2100MHz
EDGE/GPRS/GSM 850/900/1800/1900MHz
が接続可能な通信区分であり、
WCDMA 2100MHzのみDOCOMOFOMAサービスエリアを拾えるからです。


FOMAのサービスエリアはFOMAエリアとFOMAプラスエリアの2種類があり、
それぞれ2GHz帯と800MHzの帯域を使っています。

FOMAエリアは都市部、市街地をカバーし、FOMAプラスエリアは山間部をカバー
しています。
なので、Huawei E355にMVNOSIMカードを組み合わせて使った場合は、
FOMAのサービスエリアのみ使用でき、FOMAプラスエリアでは接続不可能と
なってしまいます。山間部に行ったときに接続できない理由はこれだったんですね。

海外メーカーのモバイルルータではFOMAプラスエリア(W-CDMA 800MHz)に
対応しているかをチェックしておく必要がありますね。


LTEに対応していない

またHuawei E355はLTEに対応していないため、高速通信も不可能です。


そのため、みおぽんという高速通信と制限された通信速度を切り替える
アプリを使用し、速度切り替えを行っても、それほど通信速度が
変わりません。

IIJ mioの高速通信(最大150Mbps)を有効に使いたいのであれば、
LTEにも対応したモバイルルータを使用したほうがよいことが分かりました。


速度が足りずに利用できないサービス

Huawei E355ではLTEに対応していないため、やはり動画サイトを視聴するのには
速度が足りません。

またSMARTalkというIP-Phoneでは動作が安定していないため、通話をすることが
できません。


通常の使用では問題なし

gmailをチェックしたり、お店を探すときにChromeブラウジングするのには
十分です。写真が多いサイトになると、遅さが気になります。
また市街地でのgoogle map使用も快適です。ただ山間部ではFOMAプラスエリアとなり
接続が不可能になってしまうので、ナビゲーションとしては使えなくなって
しまいます。現在地は分かりますので、ナビ抜きでも移動できる場所であれば
大丈夫です。

先日レンタカーを借りて、カロッツエリアのナビがついていたのですが、
タブレット(nexus7 & google map)のほうが解像度が高く(フルHD)見やすい
です。
操作感、目的地設置が圧倒的にgoogle mapのほうが早かったです。
またgoogle mapのほうが地図が常に最新であり、
数か月に1度は仕様が変わってどんどん使いやすく進化しています。
さすがにタブレットでナビ代わりは貧乏くさいかもとか思っていましたが、
圧倒的に性能がよいgoogle mapより据え付けのナビを使うほうが
本当にアホらしく感じられました。

Huawei E355 セキュリティーのためのファームウェアアップデートの方法

USBから電源を取ることのできるWi-FiモバイルルータであるHuawei E355ですが、
クロスサイトスクリプティング脆弱性が見つかっています。

JVNVU#93289423: Huawei E355 にクロスサイトスクリプティングの脆弱性
JVNVU#93584370: Huawei E355 に認証回避の脆弱性


>ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります
とあり、パスワードを盗まれたりなど、意外と危ない脆弱性なのかもしれませんね。


現在Huaweiのホームページから、対策後のファームウェアがダウンロードできるようになっています。


ファームウェアアップデート方法

ファームウェアをアップデートするのにも割と難しいので、順番に見ていきましょう。
お約束ですが、ファームウェアのアップデートは自己責任で行ってください。


1. E355のフタを開けてSIMカードを挿す部分にIMEIのナンバーが書かれているので、
こちらをメモしておきます。

2. お使いのパソコンにE355をUSB接続します。


3. 今回3つの実行ファイル(PRI、WEBUI、Firmware)を実行してアップデートします。

以下の公式サイトよりファームウェアをダウンロードします。(Windows
http://consumer.huawei.com/en/support/downloads/detail/index.htm?id=24781




ダウンロードした
E355s-1_TCPU-V200R002B158D45SP02C910%26WEBUI-V100R003B100D04SP02C910%26PRI-V200R001B157D42SP00C00.zipを
解凍します。




4. その中に.rarファイルが含まれているのでこちらも解凍します。
E355_PRI-V200R001B157D42SP00C00_Universalフォルダ内の
E355sPRI-21.157.42.00.00.exeファイルを実行します。


I accept the agreementを選んで「Next」


「start」を選ぶ


「Yes」を選ぶ。


PRIがアップデートされました。


5. 同様の手順で「E355s-1_WEBUI-V100R003B100D04SP02C910_India」フォルダ内の
「Update_WEBUI_13.100.04.02.910.exe」を実行してWEBUIを更新します。


6. 次に「E355s-1TCPU-V200R002B158D45SP02C910_India」フォルダ内の
「E355sUpdate_22.158.45.02.910.exe」を実行して、ファームェアを
アップデートします。


この画面のあとになぜかファームウェアアップデートのための
パスワードを聞かれます。


この画面。

さて、このパスワードを1.でメモしておいたIMEIコードを使って
割り出すことにします。
以下のページにIMEIコードを入力します。
http://www.modemunlock.com/huawei.php


下のFLASHコードのほうをコピペして先ほどのパスワードの画面に
入力すれば、OK。


あとは自動的にアップデートされます。


無事にファームウェアをアップデートできました。


7. ファームウェアアップデート後は再度APNの新規登録を
行ってください。



※長々と書きましたが、「http://192.168.1.1/html/home.html」で設定画面に
接続して、そこからUpdateを選ぶとすぐにファームウェアアップデートできるかもしれません。


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@JJs_diary

創作花火撮影方法

やつしろ全国花火競技大会
八代の花火大会を見に行きました。
去年に引き続き、創作花火の撮影をしてみました。














撮影機材

Sony α99
Planar T* 85mm F1.4 ZA SAL85F14Z
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
三脚なし、手持ち撮影。
歪みが少ない単焦点レンズのほうが、花火の線がきれいに真っ直ぐ
写ります。

撮影設定

カメラはマニュアルモードで撮影。 オートホワイトバランス。
シャッタースピードを0.5〜2秒ぐらいに設定。今回は0.6秒に設定。
ISOは最低感度。
これでもやや白とび傾向があると思いますので、
絞りで適正露光に持って行きます。素早くカメラを動かしたときに
花火の明るさの濃淡が出るぐらいまで絞ります。今回はF3.2〜4ぐらい。


撮影方法

マニュアルフォーカスにして、親指オートフォーカスで撮影します。
最初に花火が打ちあがった時の光でピントを親指AFで合わせます。
花火が爆発する瞬間を狙って、カメラをぶんぶん振り回します。
爆発するタイミングと爆発する場所を事前に先読みしておいて
レンズの画角外から素早くカメラを振り回すと、細い線を撮影できます。
光の線の太さはフォーカスリングを回すことによって調整できます。
花火が打ちあがっている場所の外側から花火をなぞりながら、また画角外まで
一気に振って、もう一度素早く画角内に花火を捉えてあげると、一回の撮影で
多重露光っぽく撮影できます。
手振れすると線がブルブル震えて優雅さがなくなるので、きれいにすうっと
花火をなぞってあげるときれいに写ります。


花火の種類に合わせて、ピントリングを回してフォーカスアウトするタイミングを
合わせてあげると、丸ボケで花火のキラキラ感が表現できます(一番上の作例)。
今回は全て撮ってだしです。ハイライトと彩度を調整してあげると、もう少し
インパクトが出ると思います。


撮影方法そのものは結構前から他の方が公表されてましたので、あとは
どのように写すときれいなのか、タイミングとカメラの振り回し方を工夫してみれば
面白いと思います。花火の弾道と爆発するタイミングを読みながら撮影するのが
意外と難しく、楽しい撮影でした。フォーカスリングを回すタイミングが速すぎると
ボケボケになってしまうので、露光時間の後半から徐々にぼかしたり、一気にぼかしたり
工夫するとまた面白くなってきます。


10月20日 追記
去年の分。よく分からずに撮っていたので、撮り方が荒いです。
アウトフォーカスで花火を狙ってみる - JJsの日記
ハナガサイタヨ - JJsの日記
爆発する直前のタイミングから露光を始めて、徐々にピントを外していくと
花のような写真になります。手ブレがきついので、一脚があればいいかもしれません。


今年は一脚の代わりに、体育座りをして、ひざの上にカメラを載せて、ある程度
ブレを抑えながら撮ったものもあります。


花火の打ち上げる場所にあまりにも近いと、ピントを合わせたときの光跡が太くなりますし、
仰ぎながら撮ると難しいです。今年のほうが遠い距離から撮っているので、撮りやすかったです。
会場に合わせていくつか単焦点レンズがあればいいのですが、ズームでもズームリングを
使って面白い表現ができるかもしれませんね。
今年は絞り値で光跡の濃度調整ができることが分かったので、少しずつ明るさを調整しながら
撮りました。


直線と玉ボケの両方を上手く組み合わせできれば、もっと面白くなると思いますが、
未来の花火の爆発点とタイミング、どの花火が、あとからキラキラと光る花火なのかを予測しながら
撮るという、単純に撮影の腕が必要なもので、今年はこれが限界でした。
また来年も挑戦してみます。

In My Bag ―お勧め撮影技術サイト―

http://inmybag.net/


最近になって、メキメキと面白い記事があがっている
「In My Bag」というサイト。


世界のプロの作例、撮影方法 or Tipsと共に撮影時の機材が見られるという
面白いサイトです。
新しい撮影技術を学ぶにはお勧めのサイトですよ。
Twitterのアカウントもあるようなので、フォローするのをお勧めします。

eBay クリップオンストロボ用リフレクター&グリッド レビュー


eBayでいくつか売ってあるクリップオンストロボ用リフレクター&グリッドを
使ってみましたので、レビューをします。


仕様

Bowensマウントアダプターのブラケットと18cmのリフレクター&グリッドのセットです。
送料込みでひとつ5,000円ちょっと。

スライドレールで調節可能なフラッシュブラケットは、あまり精度がよくなく、
スライドが滑らかにはできません。
ストロボをマウントのちょうど真ん中に合わせるのは難しいです。

ストロボを取り付ける部分のネジはそれなりによく、きっちりとストロボを挟み込むことが
できます。
上下の角度調整もそれなりにできます。


マウントアダプター部分は小さなネジで留められていますが、グリッドを外そうとすると、
壊れます。全体的に耐久性、精度は低いです。


リフレクターのほうはしっかりと作られています。
グリッドはちょうどリフレクターと同じ大きさになっており、簡単に脱着ができます。


使ってみる

このアダプター&18cmグリッドを軽めのライトスタンドに取り付けて
yongnuoのYN560IIIと組み合わせてみました。
やや重めのカメラ用三脚と、この組み合わせだと三脚のほうが重く感じるほど
なので、移動するときも楽です。ラジオスレーブを使えば、配線不要なので
撮影も簡単にできます。


日中シンクロをせず、被写体に露出を合わせて撮影してみました。
グリッドがついているので、背景に余計な光が回らずに黒バックにすることが
できます。


こんな感じで上からフラッシュ光を当てました。

周りの背景のことを気にせずに被写体のみで撮影を考えることができるので、
構図についてはあまり難しく考える必要がありません。


これも撮影は昼間にやっています。
木陰で撮影しているので、黒バックにすることは簡単にできます。
グリッドを使えば、集光されて効率が上がるので、これだけバックを
暗くしても、YN560IIIの出力は1/4とまだ余裕があります。


こういった花だけの撮影も、自然のままで摘み取ったりする必要がないので、
自然に優しいですね。スタジオとか屋内で撮影する必要がありません。


撮影方法はライトスタンドにアダプターを引っかけて、下から上に光が
当たるようにしました。

こうすることで、地面には光が当たらずに、黒バックで花を撮影することが
できます。


背景の雰囲気や被写体との距離などで構図が決まらないような場所に咲いている
花でも、自由に撮影することができます。
もちろん背景がきれいな場所に咲いている花でしたら、日中シンクロで
撮影するのもアリだと思います。


フラッシュ直射よりは18cmリフレクターを使ったほうが光の回り方がよくなり、
コントラストの強い、インパクトのある撮影ができます。
直射だと固過ぎて困るけど、もう少しだけ柔らかくスポットだけ光を当てたいとき
にはかなり使えます。


今回カメラのホワイトバランスはカスタム値で5600〜5900度に固定して撮影しました。
オートで撮ると、赤色の花は青っぽくなったり、朱色になったり、撮影のたびにコロコロと
色が変わるのを防ぐことができます。
クリップオンストロボなので、出力を変えると、色が変わってきますが、
オートホワイトバランスでコロコロ変わるよりは安定していると思います。


このアダプター&リフレクターのセットは、フラッシュストロボをセットするまでの精度が
低くて苦労しますが、一度セットした後は、角度調整などはやりやすく、撮影中は問題なく
使えると思います。グリッドの取り外し、ストロボの脱着のときだけ気をつかって
使えば、きちんと使えるリフレクターだと思います。


このアダプターはBowensマウントなので、ほかのディフューザーを使うこともできます。


あとはLihgtroomで調整すれば、いかようにもなりますね。

こういったフラッシュを使った方法では、本当にその辺に咲いている花で、
十分にきれいに表現できますので、お勧めです。


10月3日 追記
このリフレクターのグリッドなしで、リフレクターとトレーシングペーパーを使って
ブツ撮りをしてみました。やはり直射+トレーシングペーパーよりも
リフレクター+トレーシングペーパーのほうが圧倒的に光をコントロールしやすく、
効率も上がって、撮影が楽でした。

作業効率化・明確化に効くLightroomのAltキーマジック!

Lightroomでは、現像モジュールで各値のスライダーを動かす時に、
Altキーを押しながら動かすと、普段とは違う表示に切り替わって
写真のどの部分にスライダーを動かした結果が適用されているのかが
明確に分かるようになります。


詳しくは以下のサイトを参照ください。
Lightroom Tips for the Develop Module the Magic Alt Key


ノイズ低減とシャープネスをかける範囲を選択する際には、Altキーを押しながら
スライダーを動かすのはほぼ必須事項になると思います。
Lightroomのヘルプには記載されていないので、ちょっとした裏技のようになっていますね。


カラーフリンジ除去時にも効果を発揮するようです。
第25回 カラーフリンジ補正コントロール | Lightroom 実践力アップ講座 | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO


Altキーの併用を覚えると、ぐっと精度が高いレタッチができるようになると思いますので、
使っていなかった方(私も含めて)はぜひ使ってみてください。